- 何となく時間が過ぎ、気づけば1ヶ月経ってしまう
- やりたいことがあっても、結局着手できないまま終わる
- 目標を立てても、達成できずに落ち込んでしまう
そんな経験はありませんか?
私も以前は、やるべきことを先延ばしにしては、月末に自己嫌悪を繰り返していました。
そこで始めたのが「朝のゴールデンタイムに、月に一度だけSMARTな目標を設定する」方法です。
朝は脳が最も冴えていて、判断力と集中力が高まる時間。このタイミングで1ヶ月の方向性を決めると、行動がブレにくくなります。
この記事では、初心者でも簡単にできる月一回のSMART目標設定のやり方と、実践ステップ、具体例、つまずきやすいポイントとその対策まで詳しく解説します。
月初の30分が、あなたの1ヶ月を大きく変えます。今日から新しい一歩を踏み出しましょう。
1ヶ月後の自分を変えたい方はぜひ最後まで読んでいって下さい。

この30分で本当に変わったよ✨️
ゴールデンタイムとは?
ゴールデンタイムとは、起床後2〜3時間の間で、脳が最もクリアに働く時間帯を指します。
睡眠中に脳内の情報が整理され、不要なノイズがリセットされるため、判断力・集中力・創造力がピークを迎えます。
この時間帯は、
- 難しい問題解決
- 新しいアイデア出し
- 人生や仕事の計画作り
といった、価値の高い思考作業に使うのが最適だと言われています。
逆に、この時間をメールチェックやSNS閲覧に使ってしまうと、脳のゴールデンタイムを浪費してしまいます。
せっかくの最高の時間を、自分の未来のために活用しましょう。
SMARTな目標設定とは?
SMARTとは、効果的な目標を立てるための5つの条件の頭文字を取ったものです。
これらを意識して目標を作ると、曖昧さがなくなり、実行しやすくなります。
S:Specific(具体的である)
目標は具体的であればあるほど行動に移しやすくなります。
- NG例:「健康になる」
- OK例:「毎朝7時に15分ウォーキングする」
このように、誰が見ても同じ内容を想像できるくらい具体的にします。
M:Measurable(計測できる)
達成状況を数字や回数で測れるようにすることで、進捗が明確になります。
- NG例:「もっと本を読む」
- OK例:「今月はビジネス書を3冊読む」
数字や期間を入れると、「できた・できない」がはっきりわかります。
A:Agreed upon(同意している)
自分自身、あるいは関係者が納得していることが大切です。
自分が心からやりたいと思えないと、途中で挫折しやすくなります。
- NG例:(上司から押し付けられたままの目標)「営業件数を倍にする」
- OK例:(自分も納得)「自分の提案方法を見直し、営業件数を20%増やす」
自分の意思が入った目標のほうが、行動エネルギーが長続きします。
R:Realistic(現実的である)
高すぎる目標は達成できず、逆にモチベーションを下げます。
「少し頑張れば届く」くらいがちょうど良いです。
- NG例:「3ヶ月で体重を20kg減らす」
- OK例:「3ヶ月で体重を3kg減らす」
小さな成功を積み重ねることが、最終的な大きな成果につながります。
T:Timely(期日が明確である)
いつまでに達成するのかを決めることで、先延ばしを防げます。
- NG例:「いつか英語を話せるようになる」
- OK例:「今年の12月末までに英検準2級に合格する」
期限があると、行動の優先度が上がります。
月に一度だけのSMART目標設定
私がおすすめしているのは、毎日ではなく月に一度だけこのSMART目標を設定する方法です。
やり方はシンプルです。
「月に一度落ち着いた朝の時間を使って、1ヶ月の方向性を決めて実行した翌月の朝に振り返って、加筆修正する」。
これを繰り返すと、1ヶ月ごとに成長を実感しやすくなります。
毎日やる必要がないため、プレッシャーも少なく、継続しやすいのが特徴です。
毎月第4日曜日の朝など、決まった間隔で取り組むとより継続しやすくなります。
月に一度のSMART目標設定の実践ステップ
ここからは、実際に月一回のSMART目標設定をどう行うのかを、初心者でも迷わずできるように手順化して紹介します。
ステップ1:スケジュールに組み込む
まずは、スマホや紙のカレンダーに「目標設定デー」を記入します。
おすすめは月初の朝ですが、予定が混み合っている場合は月の前半で確保すればOKです。
ポイント
- 曖昧にせず、必ず「日付+時間」を決める
- 例えば「毎月1日の朝8時〜8時30分」など
ステップ2:先月を振り返る
目標を立てる前に、必ず先月の結果を振り返ります。
- 達成できたことは何か
- できなかった理由は何か
- やってみて気づいたことは何か
この振り返りがあることで、次の目標がより現実的で効果的になります。
ステップ3:今月の方向性を決める
ここでSMARTの5要素を使って目標を設定します。
最初は1〜3個程度に絞るのがおすすめです。
例:
- Specific:「朝活をする」ではなく「平日の朝7時から30分読書をする」
- Measurable:「月に合計10時間読書する」
- Agreed upon:「読みたい本は自分が選び、楽しんで読めるものにする」
- Realistic:「30分が難しい日は10分でもOK」
- Timely:「月末までに4冊読み終える」
ステップ4:初動を決める
目標を立てたら、その日のうちに「最初の一歩」を踏み出します。
行動の最初の一歩が早いほど、習慣化の可能性は高まります。
もっというと、『初動しやすい目標設定』にしておくとより一歩を踏み出しやすいです。
例:5日までに読みたい本を3冊決める
ステップ5:翌月に加筆修正する
設定した翌月の朝に振り返りを行い、必要であれば加筆・修正します。
こうすることで、目標が環境や自分の変化に柔軟に対応できます。
よくあるつまずきと対策
- 目標が大きすぎる
→ 半分のサイズに縮小して再設定 - 途中で忘れてしまう
→ スマホのリマインダーや紙に書いて見える場所に貼る - 気持ちが続かない
→ 月末に振り返りをし、できたことを必ず書き出す
心理学的根拠
この「朝のゴールデンタイム × 月に一度のSMART目標設定」が効果的な理由は、心理学的にも裏付けがあります。
- 意志力のピークは朝にある
米心理学者ロイ・バウマイスターの研究によると、意志力は朝が最も高く、時間と共に消耗していきます。朝の集中力が高いうちに重要なことを決めるのは理にかなっています。 - 達成感がモチベーションを強化する
自己効力感(Self-efficacy)理論によると、小さな成功体験が次の行動意欲を高めます。月単位で達成を感じることで、やる気の持続力がアップします。 - リフレーミング効果で成長を実感できる
振り返りの際、「できなかったこと」だけでなく「できたこと」に焦点を当てると、ポジティブな自己評価が定着します。 - 締め切り効果(デッドライン効果)
期限があることで人は集中力を発揮します。1ヶ月という期限は短すぎず長すぎない、行動に最適なスパンです。
3分でできるすぐ踏み出せる一歩
簡単な一歩からまずスタートしましょう。
- カレンダーを開く
- 次の月初か月の前半に「目標設定デー」と記入する
- 時間は朝の30分間に設定する
ここまでで準備完了です。
これなら3分でできますし、次の月から新しい流れを作ることができます。
FAQ(よくある質問)
Q1. ゴールデンタイムは何時ごろですか?
A. 起床後2〜3時間が目安です。人によって起きる時間は違うので、自分の生活リズムに合わせて決めてください。
Q2. 毎日目標を立てたほうが良いですか?
A. この方法では月に一度だけでOKです。毎日だと負担になりやすいので、月一回に絞ることで継続しやすくなります。
Q3. 目標は何個まで立てるべきですか?
A.初めてやる時は小さな目標を10個がおすすめです。小さな目標をたくさん達成していくとモチベーションが継続します。
Q4. 途中で目標が変わったらどうすればいいですか?
A. 変更は問題ありません。翌月の振り返りで加筆修正し、今の自分に合った内容に調整してください。
Q5. 平日に時間が取れない場合はどうすれば?
A. 休日の朝でも構いません。大事なのは「静かで落ち着いた朝の時間」を確保することです。
まとめ
朝のゴールデンタイムは、脳が最も冴えている貴重な時間帯です。
この時間を使って、月に一度だけSMARTな目標を立てることで、1ヶ月の行動が明確になります。
- 毎日ではなく月一回だから続けやすい
- 振り返りと加筆修正で常に最適化できる
- 成果を感じながら前進できる
まずはカレンダーに「目標設定デー」を書き込むことから始めてみましょう。
その小さな一歩が、来月のあなたを大きく変えるきっかけになります。
最初の一歩を踏み出そう
もう「何となく過ぎてしまった1ヶ月」にガッカリする必要はありません。
たった月に一度、落ち着いた朝にSMARTな目標を立てるだけで、1ヶ月の方向性がはっきりし、行動がブレなくなります。
今すぐカレンダーを開き、「目標設定デー」を決めましょう。
ペンを持って、日付と時間を書き込む。それだけで、あなたは新しい習慣の第一歩を踏み出しています。
未来は明日の朝から、いえ、今から変えられます。
次の月初、その静かな朝の30分を、自分の人生を動かす時間にしましょう。
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